油
タンパク質や炭水化物に並ぶ重要なエネルギー源である脂質を多く含みます。一般に植物性油脂は不飽和脂肪酸が多く、動物性油脂は飽和脂肪酸が多いです。 酸化した油は風味が落ち、消化されにくくなって体にもよくない為、酸化しないように保存しましょう。
精製度の高い植物油。サラッとしてクセがなく、ドレッシングから揚げ物まで広く用いられます。大豆油やなたね油を中心に、数種の油が混合されたものが多いです。 サラダに適した油=精製されており、生でも胃もたれしないという特徴があります。
ごまからとった香り高い油。炒りごまだと茶色、生ごまだと透明で、前者の方が香りは上です。天ぷらや中華料理に向きます。マーガリンの他に、医薬用にも利用されます。
とうもろこしの胚芽からとられます。独特の風味があって、加熱や酸化に強いので、炒め物などに適しています。
米ぬかを圧搾してつくられます。別名はこめ油。不飽和脂肪酸を多く含み、てんぷら油の原料に使われます。
別名キャノーラ油。アブラナの種子からとられます。大豆油とともに、サラダ油や業務用の白絞油(精製度が低め)に使われます。
オリーブの果実を絞ったもの。炒め物、揚げ物、パスタの他、化粧品としても利用されています。一番搾りのものはエクストラバージンオイルと言われ、 オリーブ油の中でも最上級で、香りが高く、前菜やサラダなどに生で使われます。
豚の背脂からとった脂。コクがあり、サクっとし上がるので、とんかつに最適。中華料理によく使われます。
牛乳の脂肪分のかためてつくった無発酵バターに塩を加えたものです。牧草を食べる外国産の牛のものは色が濃いのが特徴。
塩を加えていないバター。製菓、製パンには無塩バターを使うことが多いです。
もとはバターの代用品として、植物性油脂からつくられます。バターと混合品もあります。風味や味は劣ります。
乳酸菌を入れて発酵させたバター。ヨーロッパで主流。かすかな酸味とゆたから香りが特徴です。