塩
食用の塩は世界的には岩塩の割合が多いですが、日本では海塩が大半です。海水を干してつくる天日塩は広大な土地と乾燥した気候が必要なので、工業用を含む多くは輸入品となっています。 それらを精製・加工した精製塩と、国内の海水を濃縮し、精製・加工した食塩、両者に加工をほどこした自然塩が中心でしたが、95年に塩専売法が廃止され、現在はさまざまな塩が出回るようになりました。
精製塩、食塩とも純粋な塩分以外の成分の含有率は少ないですが、その分ストレートな味わいです。加工食品にも多く使われています。
輸入の塩を加工したものと、国内海水を古来の方法で、製塩したものがあります。ミネラルなど海水由来の物質が多く、まろやかなのが特徴です。
塩にハーブやスパイスなどの香辛料や、にんにくなどを混ぜて作られます。輸入品は岩塩を使っていることが多いです。
梅のエキスが入った塩で、梅干をつくる過程でとれる梅酢を天日乾燥させたもの。梅の風味と、梅由来のクエン酸などを含んでいます。
ホンダワラなどの海藻に海水をかけて乾かし(または燃やし)、そこから塩を作ります。海藻由来のヨウ素が含まれています。