「十六団子」とは
3月16日は農神おろし(田の神おろし)と言われ、山と里とを行き来する農事の神が、山から種子を抱いて里に下りてくる日とされています。その神をもてなすために、16個の団子を用意します。
古代の人々にとって山は神秘的な世界であり、そこに神霊の存在を信じてきました。農民にとってその代表が「山の神」であり、毎年山と里とを行き来する農耕神です。
春に里へ下りてきて「田の神」となり、秋の収穫後には再び山に帰って「山の神」となると信じられています。