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3月20日~春分~

「春分」とは

 太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しい長さになります。またこの日から夏至にかけて昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。 昔は自然に感謝し春を祝福する日だと言われていました。この頃には、冬眠していた動物たちが行動を始め、人々もやる気に満ち溢れている時期となります。
  また春分を春の彼岸の中日とし、前後3日間を含む7日間を彼岸と呼びます。明治時代この中日を「春季皇霊祭」と定め、宮中において祖先を祭る日となったのがきっかけで、 一般市民の間でも祭日とされました。その後1948年に、古来から伝わる「自然を称え将来のために努力する日」と法律で定められましたが、この頃にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるために お墓参りに行く習慣も強く残っており、「春分=お彼岸」をイメージする人が多いです。



行事食「ぼた餅」

 お彼岸には、「ぼた餅」や「おはぎ」が食べられる習わしがあります。ぼた餅、おはぎの名前や作り方には諸説ありますが、春は牡丹の花に見立てて「牡丹餅(ぼた餅)」、 秋は萩の花に見立てて「お萩(おはぎ)」と呼ばれます。また、材料となる小豆は秋に収穫される為、とれたての小豆が使える秋は皮ごと使ったつぶあんを使い、 春にはかたくなった皮を取ってこしあんにするため、おはぎはつぶあん、ぼた餅はこしあんと区別されたり、牡丹の花は大きいのでぼた餅の方が大きく作るというように大きさを変えたりするところもあります。
 小豆の赤色には災いが身に降りかからないようにするおまじないの効果があります。








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