「夏越の祓え」とは
6月30日は一年のちょうど折り返し、半年間の罪や穢れを祓い、残りの半年の無病息災を祈願する「夏越しの祓え」という神事が行われます。神社の鳥居の下や境内に茅(かや)で大きな輪が作られ、
その輪をくぐったり、紙の人形に自分の名前を書いて息を吹きかけたり身体を撫でたりして穢れを人形に移すことで、罪や穢れを祓います。また、その人形を小川に流して穢れを祓う「人形流し」も行われます。
この頃は梅雨の最中で蒸し暑さも厳しくなり病気が流行しやすい時期、前半の農作業が終わって体に疲れがたまっている時期であるため、様々な厄払いが各地に伝わっています。