たけのこの出回り時期
上手な選び方
切り口の断面が白く、みずみずしく丸い形をしているもの、ぬめりがないものを選びましょう。また、皮にツヤと適度な湿り気があり、ずんぐりと太く短いものがよいでしょう。皮の先端が緑色のものは育ちすぎで、筋ばっていてえぐみが強いので避けましょう
保存方法
生のたけのこは時間がたつとアクが強くなるので、早めにゆでるようにしましょう。生のたけのこをゆでたものは、密封容器で水に浸けて冷蔵庫で保存。毎日水を替えて、1週間~10日ぐらいもちます。真空パックや缶詰のものも同様にして保存します。残ったらラップに包んで冷蔵庫で保存し、早めに使いましょう。
豆知識
イネ科の一年草。孟宗竹(もうそうちく)・すずのこ・淡竹(はちく)・真竹(またけ)などの種類があります。
タケノコは時期をずらして孟宗竹、すずのこ、淡竹、真竹と順次でてきます。旬の長い野菜で長い期間食べる事ができます。
タケノコは、幾重にも皮に覆われ、成長が早く、皮を脱ぎながら数日で伸び育ちます。すずのこは、ネマガリダケともいい、指ほどの大きさでそのままの姿で料理できるので、高級料理として用いられます。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
食物繊維が豊富で便秘の症状の改善、コレステロールの吸収を防ぐ為、動脈硬化の予防に役立ちます。また、カリウムも多く含むので、高血圧を予防する効果も期待できます。アミノ酸の一種であるグルタミン酸、チロシン、アスパラギン酸などの旨み成分も多く含まれています。切り口に見られる白い粉はチロシンで、脳内物質のドーパミンを増加させ、気力をアップさせる効果があるので、白い粉は洗い流さず、そのまま食べましょう。