旬の食材 いわし
いわしの出回り時期
上手な選び方
ウロコがはがれずにたくさんついており、背の青みに光沢があり、体の斑点が鮮やかなものを選びましょう。また、目が黒々と澄んでいるもの、エラが美しい紅色になっており、まるまる太って身に張りがあり、腹のしっかりしているものが新鮮です。目元から口にかけて、赤みの出ているものは古くなっているので避けましょう。
保存方法
新鮮なうちに出来るだけ早く食べるのがおすすめですが、保存する場合は、新鮮なうちに頭と腹ワタを取り除き、薄塩をふるか、酢じめにして冷蔵保存しましょう。また、冷凍保存する場合は、ペーパータオルに挟んでしっかり水分をとり、ラップに包んで保存しましょう。すり身にして団子などの使いやすい形にしてから、容器に入れて冷凍しておくと便利です。
豆知識
イワシは魚+弱と書きますが、語源の意味は鮮度が崩れやすいのと陸に揚げるとすぐに弱ってしまう魚であることからと言われています。また鰯の表記は、平安時代から記されています。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
『DHA』『IPA』などの良質な脂質の他、血中のコレステロールを下げる『タウリン』や、皮膚の粘膜の健康を保ち、風邪予防にも役立つ『ビタミンB2』も豊富です。また、カルシウムの吸収を高めてくれる『ビタミンD』が多く、『カルシウム』の多い骨ごと食べられる料理にすると、骨粗鬆症予防に最適です。