パプリカの出回り時期
上手な選び方
赤や黄色、オレンジなどのものがありますが、いすれも色が鮮やかで濃く、表面にしわがなく張りがあり、ツヤがあるものが新鮮です。肉厚でやわらかく、みずみずしいものがよいでしょう。ヘタの緑色も鮮やかなものを選び、ヘタの切り口が茶色くなっていたり、しぼんでいたら古いものですから避けましょう。
保存方法
保存する際は、水気をよく拭き取り、ポリ袋に入れて口を軽く閉じ、野菜室で冷蔵します。冷凍保存する場合は、刻んでかために塩ゆでしてからがよいでしょう。比較的保存がきく野菜で、10日から2週間程度は大丈夫です。
豆知識
ハンガリー料理やカレーに使われる赤いスパイスもパプリカです。ハンガリーで品種改良された辛みのないチリペッパーの果実の乾燥粉末で、おもに色づけに使われています。食用にされている野菜のパプリカはスパイス用とは違う品種を改良したものになります。パプリカとは唐辛子の総称ですが、スーパーなどで見かけるものは、いわば大型で肉厚のピーマンになり、色は緑・赤・黄・オレンジ・紫・黒・白があり、オランダ・韓国・ニュージーランドなどから多く輸入されています。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
ピーマンと比べると「ビタミンC・E」・「カロテン」などが多く含まれます。色による違いもあり、黄色のパプリカはビタミンEが特に豊富。赤色はビタミンC・カロテンを豊富に含みます。また、オレンジ色は赤色以上にビタミンC・カロテンの含有量が多いです。肉厚で甘味があり、食感もやわらかく栄養価もやや高いです。カロテンの吸収率を高めたい場合は、油で炒めて食べるとGOOD!また、通常ビタミンCは加熱すると壊れますが、パプリカは果肉が厚いため、ビタミンCが破壊されにくいという特長があります。