旬の食材 バナナ
バナナの出回り時期
上手な選び方
全体的にむらなく黄色くなり、へこみや黒い変色のないもの、また付け根の軸が太くてしっかりしているものを選びましょう。
保存方法
熱帯地方原産のバナナは寒さに弱く、冷蔵庫に入れると細胞が破壊されて黒くなってしまいます。常温で保存してください。食べる数時間前に冷蔵庫に入れると冷たくて色もきれいなバナナを食べることができます。また、バナナの黒ずみはテーブルや籠などバナナの表面が接しているところから広がります。黒ずみを防ぐには、接地部分をなくすことが大切。バナナを房の付け根から吊るしておけば、黒くなるのを遅らせることができます。
豆知識
バナナが日本に入ってきたのは、１９０６年（明治３９年）のこと。日清戦争によって日本の植民地となっていた台湾から、都島金次郎という人が輸入したのがはじまりです。一時期はバナナといえば台湾というイメージでしたが、今は市場の９０％以上がフィリピン産です。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
バナナの一本あたりのカロリーは約９０ｋｃａｌ。ご飯一膳の半分以下です。
しかも体に必要な栄養素はほとんど含まれているのでダイエットに
ぴったりです。特にカリウムが多いので、細胞の浸透圧が高くなって
細胞への物質の出入りが活発になります。筋肉の興奮性が高まるので、運動選手に最適です。また、カリウムは体の中のナトリウムを排出するので成人病の予防にもなります。免疫力を高める成分も含まれており、ガン予防にも効果的といわれています。消化も良く、理想的な栄養食です。
一年を通して手に入る食材
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