ゴーヤの出回り時期
上手な選び方
太くて、緑色が濃くて全体の色が均一で、表面のイボに張りがあり、細かく密になってつぶれていないものが新鮮です。表皮が黄色くなったものは熟しすぎていて、おいしくありません。苦みの少ないものを選ぶ場合は、大型で果皮の緑色が薄く、イボの凹凸が大きいものを選ぶのがよいでしょう。反対に凹凸が細かいものは苦みが強いでしょう。
保存方法
乾燥に弱いので、ポリ袋などにいれて冷蔵庫で保存しましょう。ぬらした新聞紙に包んで冷暗所で保存しても約1~2週間はもちます。使いかけのものは種をしっかり取り除いてからラップで包み、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
冷凍する時は、縦半分に切り、種とわたをすくい取り、大きめに切って茹で、冷ましてから冷凍しましょう。使う時は半解凍ぐらいでそのまま炒めたり、加熱して使えるので、便利です。
豆知識
江戸時代に中国より伝来し、沖縄や南九州で普及した野菜です。
ゴーヤは沖縄での呼び方で、果皮に独特の苦味があり、形がウリに似ていることから“苦ウリ(にがうり)”と呼ばれています。九州では“レイシ”と呼ばれるのが一般的です。独特の苦味はワタをよく取って薄く切り、塩もみしておくと弱くなります。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
ミネラル、ビタミンが豊富で低カロリーです。加熱しても壊れにくいビタミンCを多く含み、その含有量は野菜の中でもトップクラスです。苦みの成分はモモルデシンという成分で、胃腸を刺激して食欲を増進させる働きがあり、夏バテ防止に役立ちます。また、カリウムが豊富なので発汗作用があり、身体から熱を取る働きがあります。