山芋の出回り時期
上手な選び方
山いもの中でも長芋は、あまり細くなく、ひげ根が多いものを、いちょうの葉の形をした大和芋は、ひげ根が少なくて薄茶色のものを選びましょう。どちらも皮に張りがあり、傷がないものが良いでしょう。またカットされているものは、切り口がみずみずしく、きれいなものを選びましょう。
保存方法
カットする前の皮がついたものなら、新聞紙に包んで冷暗所に立てておくと、2週間保存が可能です。使いかけはラップに包みポリ袋に入れ、野菜室で保存すれば1週間ぐらいもちます。またおろして冷凍しておくと、自然解凍してすぐに食べられます。細切りなどにカットしたものも冷凍可能です。こうすることで1ヶ月は、保存出来る様になります。但し、小さくカットしていないままの大きい状態は、冷凍には向きません。
豆知識
やまいもには、まっすぐで棒状の「長いも」、形がいちょうの葉に似ている「いちょういも(関東では大和いも)」、こぶし形の「つくねいも(関西では大和いも)」、山野に自生する「自然薯」などの種類があります。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
主成分は「でんぷん」です。でんぷん分解酵素の「アミラーゼ」と「ジアスターゼ」が豊富に含まれているので、消化がよくて生食も出来、消化促進と疲労回復に大きな威力を発揮します。その他「ビタミンB1、C」、「カリウム」などのミネラル、「食物繊維」がバランスよく含まれている栄養満点の野菜です。