旬の食材 さば
さばの出回り時期
上手な選び方
さばは外観から鮮度を判断するのが大変難しい魚です。しかし腹が虹色に光っており、目が濁っていないものが良質とされています。
保存方法
内臓を取り除き、表面が乾かないように濡れた新聞紙で包んでおく。ただ、「サバの生き腐れ」というくらい鮮度落ちの早いサバは、早めに食べるのが基本です。
豆知識
サバは、アジとならんで日本人には馴染みの深い大衆魚です。サバにはマサバとゴマサバの2種類があります。
秋口からはマサバがおいしくなる季節です。古来より、若狭付近(福井県)でとれたサバは、塩でしめられ、一夜をかけて京の都へと届けられました。塩が適度に利いたサバは京の名産となり、鯖街道という名前も生まれました。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
旬の時期は最も脂がのり、『秋さば』と呼ばれます。この脂には動脈硬化や脳卒中の予防に繋がる『DHA』『IPA』が含まれています。これらは酸化しやすいのが難点ですが、さばには酸化を防ぐ『ビタミンE』が含まれています。ただ血合いに含まれる旨み成分のヒスチジンはアレルギー中毒の原因となるため、生で食べる時は食べ過ぎに注意しましょう。