ピーマンの出回り時期
上手な選び方
ヘタの部分が鮮やかな緑色で切り口が新鮮なものを選びましょう。全体にツヤと張りがあり、果肉の厚いものでゴツゴツしておらず全体的にふっくらしているものがよいでしょう。奇形や変色しているもの、いびつでやせたものは避けましょう。また、ヘタの部分から傷んでくるので、買うときはまずこの部分をチェックするようにしましょう。
保存方法
水気に弱い為、水気をよく拭き取ってから、ラップに包むかポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存する際は、刻んでかために塩ゆでしてから保存しましょう。
豆知識
ビタミンA・Eなどをはじめとする脂溶性のビタミンを多く含むので、油との相性は抜群です。中華風の炒めものに使うほか、肉詰めなどの料理でも独特のほろ苦さが味わえます。ビタミンEは細胞の老化防止に有効に働きますが、油を使った料理と合わせて摂取すると効率よく吸収されます。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
β-カロテン・ビタミンC・Eをともに多く含み、夏場の体力回復に欠かせない野菜です。コラーゲンの合成を促進する作用をもち、毛細血管を健康に保つ働きもあるので、肌のトラブルを改善するうえで有効に働くビタミンCはレモンと同じくらい含まれ、さらに熱に強いのが特長です。また、青臭いにおいのもととなるピラジンは、血液の老廃物を取り除き、血栓を防いで動脈硬化や心筋梗塞を予防する効果があるとされています。