あじの出回り時期
上手な選び方
・目が黒くて澄んで入るものを選びます。魚体にハリがあり、ツヤよく銀色に光り、ぜいごがくっきり見えるもの、まるまる太って腹部がしっかりとしているものが良品です。 目の回りが赤黒く濁っているものは鮮度が落ちたものです。
・大型のものは入荷量も少なく、割高ですので、格安な中型や小型のものを料理に合わせて求めるのがお買い得といえます。
保存方法
・腹ワタを出しておろし、ラップでしっかり包み冷凍する。解凍は数時間前に冷蔵庫に移し変えておく。三枚におろしてから冷凍すると、調理の時(竜田揚げや照り焼きなどに半解凍で扱える)に、ひと手間省けて便利です。
・加熱して組織内の水分を少なくして冷凍すると保存効果が高まります。
豆知識
あじ科の魚は種類が多く、20種類以上もあります。一般的にあじといえば「真あじ」のことを指します。あじは青背魚の中でもくせがないので和・洋・中どんな料理にも使えます。また扱いやすい魚なので初心者にもぴったりです。新鮮なものは、刺身・たたき・酢の物、加熱料理では、塩焼き・煮付け・ムニエル・フライなど幅広く使えます。
あじには尾の付け根部分に「ゼイゴ」と呼ばれる硬いウロコがあるので、必ずそぎ取ってから調理します。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
あじには良質の『たんぱく質』や『ビタミンB1』『ビタミンB2』『DHA』『IPA』が多く含まれているので、血中コレステロールを下げ、心筋梗塞や脳梗塞などを予防する効果が期待できます。
骨をまるごと食べる料理をすれば『カルシウム』もしっかりと摂取することが出来ます。