旬の食材 さわら
さわらの出回り時期
上手な選び方
皮や肌がみずみずしく、ハリがあり、体の斑点が鮮やかなものを選びましょう。
また、身に透明感があり、血合いが濃く弾力のあるものが新鮮です。
身が割れて血合いが黒ずんでいるのは古いので避けましょう。
保存方法
切り身の場合は1切れずつラップに包み、1~2日で食べ切る場合は冷蔵庫で保存、それ以上の場合は冷凍しましょう。また味噌漬けや西京漬けもおすすめです。味噌に浸け込むことで保存性が高まるととともに、味が馴染んで美味しく召し上がれます。冷蔵で漬け込む場合は3~4日、冷凍の場合は1~2週間で食べ切るようにしましょう。
豆知識
さわらは成長過程によって呼び名が変わる出世魚です。
50cmくらいまでを関西では「さごし」、関東では「さごち」と呼び、70cmくらいになると「やなぎ」、それ以上の大きさのことを「さわら」と呼びます。出世魚は縁起が良いとされ、めでたい席や門出を祝う席などの料理として好んで使われています。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
良質の脂質には『DHA』や『IPA』が多く含まれているため、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化の予防に役立ちます。
また余分なナトリウムを排泄して血圧上昇を抑える『カリウム』や、コレステロール低下と体力増強に役立つ『タウリン』も含まれています。