しいたけの出回り時期
上手な選び方
生しいたけは、肉厚でヒダが白くカサがあまり開いていないもを選び、ぬれた感じのようなものや、褐色の斑点のあるもをは避けましょう。干ししいたけは、肉厚なものでヒダが黄白色のものがよく、何よりよく乾いているものを選びましょう。
保存方法
しいたけは、湿気があると傷みやすく、直接ラップやポリ袋に入れた状態だと蒸れてしまい、水分が付着したところから傷んできてしまいます。新聞紙またはキッチンペーパーなどに包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、傘の部分をひっくり返した状態(石づきが上を向く形)で保存しておくと、長持ちします。冷凍保存する場合には、そのままラップに包むか、冷凍用の密閉袋やタッパーなどの密閉容器に入れて保存、調理する際には自然解凍させましょう。
豆知識
わが国で最も多く食べられているキノコです。生しいたけのほか、干ししいたけも広く用いられています。生のしいたけは約90%が水分ですが、その水分を蒸発させて作られる干ししいたけは栄養が凝縮されており、だしにもピッタリです。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
「食物繊維」が豊富な低カロリー食材です。また、「ビタミンD、B2」などのビタミンの他、高血圧を予防する「カリウム」が多く含まれます。特に、ビタミンDは紫外線に当たると増えるため干ししいたけに多く含まれます。生のしいたけも半日ほど天日に干すことで、ビタミンDの量が増加します。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、歯や骨を丈夫にし、骨粗しょう症の予防にも有効です。