旬の食材 トマト
トマトの出回り時期
上手な選び方
実に縦の筋がしっかり入っていて、ずっしりと重く、水に入れて沈むものが良いトマトです。
甘味(糖度)が高いトマトは、上のほうが濃い緑色になっているのが目安です。また、農薬を使っていないトマトは、おしりに花弁がついたままになっていることで分かります。
保存方法
高温に強く、低温に弱いので10度前後で保存を。常温かポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷やしすぎると味が落ちるので注意しましょう。
豆知識
原産地はペルー、またはアンデス高地だと言われています。日本へは17世紀頃に入り、食用にされ始めたのは明治、本格的に栽培が始まったのは昭和に入ってからと意外にも歴史は浅い。それでも国内だけで既に100種類以上の品種が存在する。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
ビタミンCが多く、β‐カロテン、ビタミンB群、ビタミンEなどのほかの抗酸化ビタミンも含まれます。赤い色素成分のリコピンはカロテノイドの一種で、β-カロテン以上の抗酸化力があるとされ、近年はガンや動脈硬化に高い予防効果を持つことが注目されています。ほかにも、血糖値の上昇を抑える働きがあるクエン酸、脳を活性化させるグルタミン酸、血液をサラサラにする香り成分のピラジンなど多くの薬効をもっています。