旬の食材 オクラ
オクラの出回り時期
上手な選び方
皮に張りと弾力があり、適度にやわらかいものを選びましょう。緑色が濃く、白いうぶ毛が密生しているものが新鮮です。ヘタの切り口はみずみずしく、角がしっかりと張っているものを選びましょう
保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。温度が5℃以下で保存すると低温障害をおこすので冷蔵庫の場所に気を付けましょう。また、濡れると色が悪くなるので、濡れたり結露しないように注意しましょう。冷凍する際は、必ずゆでて水気を切ってからしましょう。
豆知識
オクラは水洗いした後、塩をまぶして綿毛をこすり取り、軽く無水調理します。細かくたたいて、納豆や山芋などネバネバ食品と合わせると疲労回復のスタミナ食になります。種にもビタミンEが豊富に含まれおり、つぶさないと効果が吸収されにくいので、細かくたたくか、よく噛んでいただきましょう。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
ビタミンA(β-カロテン)・B1・B2・C・カルシウム・カリウム・食物繊維などが多く含まれています。切ったり刻んだ時に生じる独特の粘りはペクチンなどの成分で、水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維には、整腸効果のほか、血糖値の上昇を抑えたり、悪玉コレステロールの吸収を妨げる働きがあり、糖尿病の予防にも有効とされています。胃腸の弱りがちな真夏は体力アップのためにもたっぷり摂りたい野菜です。