旬の食材 とうもろこし
とうもろこしの出回り時期
上手な選び方
皮は鮮度がおちると白っぽくなるので、みずみずしい緑色のものがおすすめ。
ひげ1本が粒1コとつながっているので、ひげが褐色でふさふさと縮れているものは粒がぎっしりと詰まってよく熟している良品です。
保存方法
収穫後、急激に味も栄養も落ちるので、購入後はなるべく早く調理しましょう。
ゆでたものは、ラップに包んで冷凍保存を。
豆知識
とうもろこしはそのまま食べる以外にも、さまざまな用途があります。飼料やサラダ油はいうまでもなく、デンプンからつくられるコーンスターチは製紙や繊維ののりづけなどに利用されています。デンプンを発酵させて作られるエタノールはバイオ燃料、同じくデンプンから作られるポリ乳酸は分解できる植物性プラスチックの原料としても注目されています。
管理栄養士・中沢るみ先生の栄養コメント
胚芽の部分にビタミンB1・B2・Eなどのビタミン類・カリウム・リンなどのミネラルが含まれています。タンパク質を構成するアミノ酸には疲労回復効果が高いことで知られるアスパラギン酸・脳の機能を活性化させるグルタミン酸・免疫機能を向上させるアラニンを含んでいます。また、粒皮の部分には食物繊維が多く含まれ、便秘の改善や大腸ガン予防に役立ちます。